僕の自己紹介は下記の記事でも書いているのでぜひ
読んでみてください。
さて、みなさんが好きなTV番組はなんですか?
僕が勤めていた会社は映像制作会社でしたのでさまざまな案件がありました。
自社の業務では東京M⚪︎のカメラやVTR収録、音声、MAなど、またはBSのバラエティ番組や坂道の音楽ライブ、またはゴルフ中継等でした。
他社のお仕事に外注で行くこともままあるので、そこでは嵐のライブだとかあいみょん、コブクロのライブには弾丸で和歌山に飛んで仕事をしてました。
僕は新卒で約1年と数ヶ月、その会社に勤めていましたが
やりがいを感じたことが何個かありましたが、今日はそんな業界にいて
驚いたことを1つ紹介します。
めちゃくちゃ優しい演者さんもいる^^
「優しい演者さん“も”いる」
こう伝えたのは、もちろん演者さんも人間なので
様々な人がいるからです。
僕の同期でフジの番組のスタッフだった子は
昼のバラエティに出ている人のCM中の態度や、オフの時の振る舞いが
悪い意味でイメージどおりだったみたいです。
詳細は分かりませんが、中にはそんな人もいるんですね。
幸い僕はそういう人には会えませんでしたが。
・・・話がそれました。
優しい演者さんの話ですが、
その仕事は日テレで毎日夕方〜19時まで放送している某情報番組のロケで
東京の伊勢丹の中での中継→群馬県に移動し、群馬の下仁田ネギを取材する回でした。
ちなみに僕は当時はカメラアシスタントでした。
業界では略してCAと言います。
※キャビンアテンダントさんではないです^^
初めてのロケで緊張していましたが、
なんとか伊勢丹と都内のスタジオと掛け合いの生中継が終わって一息ついていた時、TDが僕に機材の見守り担当として何分かそこに待機してて、と伝えてきました。
※TDはテクニカルディレクターの略で現場の技術の責任者です。
普通に伊勢丹の階段の踊り場に機材を置いていたのと少人数で中継していたので
ちょうどそのタイミングは僕と演者さんの2名だけになってました。
僕も新人なので、あたふたしていたのかもしれませんが
その某情報番組のタレントさんの方から話しかけてきてくれました。
「大変ですね^^ 新人さん?」
そこからご挨拶をして、コロナ禍で研修も大変、みたいな話をしました。
正直僕はあんまり演者さんには興味がなくて好きな映像の仕事がしたくて、この業界に入ったのですが、たったその一連の出来事をきっかけに、
映像制作はスタッフと演者がお互いを信頼し合って、
作る仕事なんだなぁと実感しました。
またその日の仕事の最後は群馬県に移動して、
下仁田ネギを紹介して終わったのですが中継時はネギを使ったすき焼きを作ったんですね。
中継終わりにすき焼きは残ったので、
最後は僕含めてスタッフ全員で美味しくいただきました^^
その時も、演者さんとスタッフで分かれる間際に
優しく声をかけていただいたように記憶してます。・・・多分笑
でもこんな下っ端のことを見て声をかけてくれる方も
いるんだと、初めてだらけの現場で感じたのはいい経験でした。
また僕が制作ではなく技術側の人間であったのも、良かったと思ってます。
基本は技術は専門職のようなものですから、そこにあんまり演者さんも文句を言ったりしません。
ただ制作は、現場の進行に徹するので
時間が遅れたり思い通りに進行できていないと
制作に基本批判が殺到しますからね。
またADは動き回ってナンボな仕事ですから、
時には演者さんにも文句を言われたりするでしょう。
もう辞めていまさらですが、
制作の人間には頭が下がりますね。
それでは。